暖かく無関心でホットする人(P君)912話

 午後5時30分、D君は会社の仕事帰りスーパーに立ち寄った。店に入ると野菜売り場で、ピーマン、じゃがいも、玉ねぎ、人参、キャベツ、レタス、トマト、ホーレン草、
キュウリをレジ籠に入れた。
 肉売り場で牛肉300g、牛挽肉200g、豚肉300g、豚挽肉200g、をレジ籠に入れた。
 麺売り場で冷やし中華、明星チャルメラ、赤いきつね、マルちゃん焼きそば、
あと、食パン、マヨネーズ、ケチャップ、デミグラスソース、濃い口ソース、ハム、
タマゴをレジ籠に入れた。「そうだバーベキューの時、焼けたジャガイモにバターを
塗れば美味しくなるな。」と思ったので追加した。
 レジで会計を済ませ、インプレッサに乗り込んでアパートに向かった。
 午後6時10分、車はアパートに着いた。部屋に入ると29度、エアコンを26度に設定して
ONにした。さっき買った冷やし中華麺、ハム、タマゴ、キュウリ、トマトだけテーブルに残して後の物を冷蔵庫に入れた。今晩は冷やし中華にした。まず小さい鍋でゆで卵を
作った。それからハム、キュウリ、トマトを切り、ゆで卵が出来たので半分に切った。
お皿に冷やし中華の麺を乗せ、その上にハム、タマゴ、キュウリ、トマトを乗せ汁を
かけて出来上がり。水もコップに汲んだ。
 午後6時40分、彼はTVを見ながら、夕飯の冷やし中華を食べた。食べながら「結婚したらTVを見ながらご飯を食べなくていいんだろうな。でも今はまだ独身だから仕方ない、
むしろTVもつけないで一人でご飯を食べていたら、その方が不気味だ。」と思った。


                                    つづく