暖かく無関心なホットする人(P君)891話

 午後6時、D君は夕飯のハンバーグを食べ終わり、ホットのブラックコーヒーを飲んでいた。午後7時の聖書を読む時間まで、まだ1時間もある。去年の暮れの教会クリスマス
から日曜日の夜を除いて毎晩、聖書を読んできた。以前リーダーから聞いたことだが、
毎日聖書の御言葉を読むことはマタイによる福音書25章、たとえ話の5人の賢い乙女が
灯用の予備の油を用意してのに似ていると言っていた。10人とも灯は照らしていた、
これは10人とも「私はクリスチャンです。毎週日曜日には教会の礼拝に出席しています
。」と言っていても、個人の聖書の学びがなければ、平日は心に御言葉(予備の油)が
ないことになる。イエス様は「花婿がいつ来るか教えなかった。花婿が来たので迎えに出なさい。と言ったとき愚かな乙女の灯の火が消えそうだった。慌てて賢い乙女に「油を
分けて下さい。」と頼んだが、分けてもらえず買いに走った。ここを思い出すと予備の
油(個人の日々の聖書の学びによって蓄えられる。)は他人に分けられる性質ではない
とわかった。だからどんなに忙しくても聖書通読だけは続ける決意で来たので今晩も読もうと思った。
                                    つづく