「「あの説」の不確かさ、真実の確かさ。」

 よくOO説という言葉を聞きますが、説という言葉の正確な意味は、
「ある事項についての主張、思想である。」です。つまり、ある人の
考えで、それが正しくても、正しくなくてもいい。と言う、いい加減
なもので、信用するに価しません。ところがこれに政府などの後ろ盾
が付くと、途端に信用しなければいけない事、に変化してしまいます。
変化するということ自体が、自ら不確かさをアピールしているようで
す。政府などの後ろ盾で国民を支配した有名な国はローマ帝国です。
 「あの説」はローマ帝国の後ろ盾が合って、国民はOKしました。
(アリウスを始めとした聖書を熟読するクリスチャンは「あの説」の
聖書的でない点を指摘し激しく反対しました。)これで分かることは
ほとんどの国民は聖書を、ちゃんと読んでいなかった事実です。
もし読んでいれば、アリウスのように「あの説」がローマ帝国の国教
キリスト教の正当教義になることに激しく反対したでしょう。しかし
残念ながら「あの説」は決まってしまいました。(クリスチャンは、
この時、失ったことの大きさに気づいていなかった。この時まで自由
に聖霊様は働けたのに、この事件以後は聖霊様を重んじる人にだけに
奇跡が起こった。)また、天動説も政府が後ろ盾となっていたので、
信憑性が無い説でも国民を支配し、ガリレオのように異議を唱える人
を有罪者にした、極めつけは配下の国ユダヤ教に反したとして上告さ
れたイエス様を有罪判決した。
 このようにローマ帝国は宗教、科学において、様々な説の後ろ盾に
なった。その理由は、うさんくさい、あやしい説でもローマ帝国発展
の為なら信憑性を確かめないで取り入れた。自分を主と呼ばせ、自分
が神だと思っていたローマ皇帝でした。そんなローマ帝国は滅亡する
のが当然でしょう。そんな酷い国で「あの説」は出来ました。それを
今でも大事にしているのは誰でも変だと思います。