「再起動」

 踊る大捜査線の映画で、新しい警察署内に閉じ込められた警察官ら
は何をしても無駄でした。ある時、一人の人が「目には目、歯には歯
。」と言う言葉にピンときました。彼は「そうか!」と思いました。
この高度警備システムを構築し考え出した人は、この扉がどうしたら
降りて来るか知っているので、その逆をすれば元に戻るだろうと。
そこで、この高度警備システムを構築した人が呼び出され、この扉が
開くように頼みました。彼も悪戦苦闘しましたが、あるとき彼は思い
付きました。このシステムは最後に電力を与えて働いている。それな
ら電力を与えなければ、このシステムは働かない。それで彼は言いま
した。「電源を切ったらいいのではないでしょうか?」それで、早速
建物内の全ての電源を切りました。すると電気の力で制御されていた
頑丈な扉は、ただの重い壁に変わりました。救出班は数人がかりで、
重い壁を持ち上げ、中に閉じ込められていた警察官らを救出しました。
 それで「あの説」という扉に閉じ込められたクリスチャンにも同じ
方法が通用するのではないだろうか?と思いました。つまり、人間が
後から考え継ぎ足した説を聖書から取り外し、「あの説」が無かった
AC313年以前にタイムスリップし、初期のクリスチャン社会に戻ると
いうことです。
 そのコツは「あの説」を理解しないことです。「あの説」って何の
こと。と幼子のようになることです。そうすれば、「あの説」の呪縛
が解け、閉じ込められた「あの説」という扉から解放されます。