暖かく無関心なホットする人(P君) 744話

 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き27章だ。パウロは皇帝カイザルに上告したので、イタリアのローマに行く事になった。彼はアドラミテオという名の船に
乗って、地中海の港シドンを出帆した。当時は帆船しかなかったので風の影響を受け、
予定道理に船は進まなかった。ルキアのミラに入港するとイタリア行のアレキサンドリア
の船があったので、それに乗った。航海の途中、暴風雨に巻き込まれ、3日間太陽も星も
見えない日が続き、船に乗っている皆の生きる希望も失った。しかしパウロは昨夜の事を話した。「神の御使いが私の前に現れ、「恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ず
カイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々を皆、あなたにお与えになったのです。」」と言って彼らを勇気づけた。その後日、船はどこかの陸地に近づいた。彼らは14日間、食事をしていなかった。が、パウロは彼らにパンを食べる事を薦めた。彼らはパンを食べ元気づけられた。総勢276名だった。食後、麦を海に投げ捨て船を軽くした。夜が明け、どこかの砂浜が見えて来たので、船をその浅瀬に乗り上げさせた。
などの記事だった。
                                     つづく