暖かく無関心なホットする人(P君) 489話

 午後5時50分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入ると冷蔵庫
から、マルちゃん焼きそば、豚肉、キャベツ、玉ねぎ、ピーマンを出した。フライパン
に油を引き、火で熱してから、豚肉、キャベツ、玉ねぎ、ピーマンを切って入れた。
それを炒めてからソースで味付けした。お皿に移してから、そのフライパンに焼きそば
の麺を入れ、ほぐした。彼は別々の方が好きだった。コップに水を汲み、夕飯にした。
食べながら「リカちゃんは身長158cmと言っていたから、女性としては平均だ。多分
指輪のサイズは9号だろう、でもどんなデザインがいいか分からないから、お店で決めて
もらおう。」と思った。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはヨハネによる福音書15章だ。イエス様は真のブドウの木で、父なる神様は農夫というたとえ話だった。15章で印象に残ったのは、
16節の「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。」というところだった。自分がクリスチャンとして神様
から特別視されていると言う事はすごいことだと思った。
                                   つづく