暖かく無関心なホットする人(P君) 257話

 午後6時30分、リカは最寄り駅で降りた。「じゃこれで、コーチ明日はがんばって。」
と言った。
 午後6時40分、D君は最寄り駅で降りた。そこからアパートまで歩いて帰った。
 部屋に帰ると、彼は今日の満足感と心地よい疲れからベッドの上に横になった。
「今日は土曜日、自分への御褒美の日だけど、昼間おいしい物を沢山食べたから今日は
なし、おなかを休ませたいから、赤いきつねだけにしておこう。」
 彼はお湯を沸かし、赤いきつねを作り、食べた。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはマルコによる福音書2章だ。2章は4人の
人に担がれて来て屋根から釣り降ろされ、癒された中風の人の記事とアルパヨの子レビ
(マタイ)を弟子にする記事などだった。
                                    つづく