暖かく無関心なホットする人(P君) 254話

 午後3時、「リカちゃん、この辺で、お茶しようか。」「うん。」二人は近くの喫茶店
に入った。窓側の明るい席に着いた。「いらっしゃいませ、何になさいますか?」「僕は
ブラックコーヒー、ホットで。」「私は紅茶とイチゴショートケーキ。」
「イチゴショートが、よほど好きなんだね。」「うん、前どの店のイチゴショートが一番
美味しいか、一か月ぐらい食べ歩いて、明日行くケーキ屋にたどり着いたの。だから習性
というか癖で、店にいくとついイチゴショートと言ってしまうの。」「なるほどね。」
 しばらくして頼んだものが運ばれて来た。「じゃあ、いただきますか。」。。。。。。
「どう、この店のイチゴショートは?」「うーん、美味しいんだけど明日行く店には、
かなわない。そのあとも色々な店のイチゴショートを食べ歩いたんだけど、あの店を
超えるケーキには出会った事が無い。」「なるほどね。」。。。。。。。。
 午後4時、彼らは店を出た、「リカちゃん、夕食までまだ時間があるから、腹ごなしに
東急ハンズまで買い物してもいい?」「どうぞどうぞ。」
 午後4時10分、彼らは東急ハンズに着いた。その店でD君は欲しかったものを買った。


                                   つづく