暖かく無関心なホッとする人(P君)3889話

11/12(木)8:55 D君は何時ものように朝食後パソコンを開いた。(旧約聖書サムエル記に
出てくるサウロ王のことが、もう一度気になった。サウロ王は預言者サムエルに祭司しかしてはいけないことをした罪を指摘された時、イスラエルの民が自分にそうするように勧めたから、そうしたんだ。とイスラエルの民に責任転換した。でもよく考えてみると彼は王だ。
彼はイスラエルの民衆がどんなに頼んでも「それは祭司しかしてはいけないことだから、私はそんなことはしない。」と言って民の願いを退けることができたはずだ。でが彼はそうしなかった。というより、彼にはそうできなかった。それは彼の自我はイスラエルの民の願いで満ちていた。これが失敗の原因だった。彼はイスラエルの民の願いで自分の自我が保たれていた。本当は神の願いで満たされていなければいけなかった。もしそうだったら
イスラエルの民が全員、祭司しかしてはいけないことを彼にしてくれと頼んでも、断る勇気があっただろう。でも彼はアダルトチルドレン(AC)だったのでそうは出来なかった。ACの人の特徴として、小さいころ親にいい子でないと受け入れてもらえなかった。ので皆のお気に入りになる癖がついてしまっている。そうしなければ親に受け入れてもらえないという
脆弱な自我しかなかった。その結果、イスラエルの民の言いなりになってしまった。ACだと断固とした信念(信仰)がなく、心は神一筋でなく、世論に流されてしまう。(世は悪)最後にはサウロ王は悪に流され、「うつ病」になりサタンに苦しめられ、最後にはサタンに完全に支配され不幸な結果になってしまった。
                                    つづく