暖かく無関心なホッとする人(P君)3792話

15:30 D君は気がついた。(大人なのに他人からマスクをつけるよう勧められても、
「それは強制ではないですよね?」と言って頑なにそれを拒否する人はアダルトチルドレン
の可能性が高い。めんどくさい、実にめんどくさい。問題を起こすトラブルメーカーは大抵
アダルトチルドレンだ。彼らには素直さというものがない。他人の善意の忠告を拒否するところに自分の存在意義を見出し、そこでしか自分を見出せない。小さい子供の頃、わがまま
を言っても親に受け入れてもらえた子供は、「自分がわがままを言っても親に受け入れてもらえる。」と思い、それがさらに進んで世の中の人は自分を喜んで受け入れてくれる。と思い、世の中に対し肯定的に考えられ、他人の善意の忠告を素直に聞ける。
 それで気がついた。それは大人なのに他人の善意の忠告(例えばマスクを勧められる)に
対し、それを拒否する人はアダルトチルドレンの可能性が高い。アダルトチルドレンの人の特徴として脆弱な自我がある。彼らは自分で自分独自のルール(例えば自分はマスクを拒否
するなど)でしか自我を見出せない。本当は子供の頃、自分独自のルールを作り、だんだん
大人になってくる。しかし彼らの親は子供を支配しすぎ、わがままを許さなかった。自我は
爆弾みたいなものだと思う。子供の頃はその爆弾の破壊力も小さいが、それが爆発しないでそのまま大人になってしまうと、その破壊力も大きくなってしまう。それが爆発するとき
他人は被害を受ける。(せっかくその人のことを思って親切に接しても、それを断られて
しまう。)アダルトチルドレンの人に育てられた人もまたアダルトチルドレンになってしまう。どこかでその負のサイクルを断ち切らないと。「涼宮ハルヒの憂鬱」に出てくるキョン
のような高校生なのに本当の大人の人に出会うまでその不幸は続くだろう。
                                     つづく