10:55　　
17-4～この女は紫と緋の衣を着ていて、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや
　　　自分の不品行の汚れでいっぱいになった金の杯を手に持っていた。その額には、
　　　意味の秘められた名が書かれていた。すなわち「すべての淫婦と地の憎むべきもの
　　　との母、大バビロン。」とうい名であった。
　　そして私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。
　　私はこの女を見たとき、非常に驚いた。すると、御使いは私にこう言った。「なぜ
　　驚くのですか？私はあなたに、この女の奥義と、この女を乗せた7つの頭と10本の角
　　を持つ獣の秘儀とを話してあげましょう。
　　　あなたの見た獣は、昔はいたが、今はいません。しかしやがて底知れぬ所（地獄）
　　　から上って来ます。そして彼は、ついには滅びます。地上に住む者たちで世の始め
　　　から「いのちの書」に名を書き記されていない者は、その獣が、昔はいたが、今は
　　　おらず、やがて現れるのを見て驚きます。
　　ここに知恵の心があります。7つの頭とは、この女が座っている7つの山で、7人の王
　　たちのことです。5人はすでに倒れたが、一人は今おり、他の一人は、まだ来ていま
　　せん。しかし彼が来れば、しばらくの間とどまるはずです。また、昔はいたが今は
　　いない獣について言えば、彼は8番目でもありますが、先の7人の一人です。
　　　そして彼はついには滅びます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（未来天上）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく