暖かく無関心なホッとする人(P君)2116話

 午後3時、二人はケーキ屋の2階の食べる部屋に入った。その部屋は10坪ぐらいの
こじんまりとした、落ち着く所だった。女子高生ぐらいの女の子2人が笑いながら
食べているだけだった。
D君 「空いてるね。」
リーナ 「だって今日は1/2でしょ、空いてて当たり前。」二人は一番奥の席に着いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
D君 「明日はいよいよ軽井沢旅行だね。」
リーナ 「なんかこっちまでドキドキしてきた。」
D君 「隆一も聡もリーナと親しくしてくると思うけど、出来るだけ彼らと仲良くして
   あげてね。演技でもいいから。」
リーナ 「演技でもいいの?」
D君 「そうだよ。リーナが彼らと親しくしているのをアリスちゃん達が見ると「あっ、
    この人達はリカちゃんと仲がいいんだ。」と思い、一気に隆一達とアリスちゃん
    達の距離が縮まるんだ。」そのとき注文した物が運ばれて来た。
                                    つづく