暖かく無関心なホッとする人(P君)1528話
8時30分、
D君 「10時までにホテルをチェックアウトすればいいから、それまでここでのんびり
していよう。小樽までは45分しか掛からないから楽勝だね。」彼はスーツケース
からインスタントコーヒーを取り出し、コーヒーのお代わりを作った。☕~、、
D君 「カトリーナって言うと外人の女優さんみたいでいいね。」
リカ 「それで私も気に入ってるの。」
D君 「カトリーナってホントに高根の花だね。きっとカトリーナに恋した男性は数知れ
ずいたんじゃないかな?」
リカ 「告白されたのは3人だけだったよ。」
D君 「いや告白したのは3人でも、好きだったんだけど脈がなさそうと思って告白して
自爆する前に諦めた人は多いと思うよ。」
リカ 「そうかなあ?」
D君 「そうだよ。カトリーナが気が付かないだけだよ。多分なんだけどイノッチも昔、
カトリーナの事が好きだったと思うよ。」
リカ 「イノッチが!ありえない。」
D君 「そう思うでしょ。でも僕が見る限りでは、彼はずいぶんカトリーナに気を使って
好きにならないよう距離を置いているから興味がないように見せているだけだ。
カトリーナがそう思っているのなら、彼の作戦は成功したと思うよ。カトリーナ
の会社の同じオフィスで働いている独身の男性社員で、やけにベタベタしてくる
人はいない?」
リカ 「いる。披露宴にも来ていたOO課長、もう40歳にもなるのに独身なの。」
D君 「やっぱり。彼はカトリーナの事が好きなんだけど、社内で変な噂が立てられたら
て失敗したら即、地方支店に移動させられるから、怖くて告白できない人は多いよ
、かわいそうだけど本当のことだよ。その点、結婚して奥さんがいる人は女なれ
しているから、距離の取り方が絶妙じゃないかな。安心感があるというか。」
リカ 「あっ、OO部長のことだ、ディーンはよく知ってるね。」
つづく
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