暖かく無関心なホッとする人(P君)1522話

 午後6時、二人は1Fの畳の大広間に来た。そこには大勢の人がいてすでに食べていた。
ホテルマン 「OO様ですね。どうぞこちらです。」二人は座布団の席に案内された。
その低いテーブルには、赤飯、松茸のお吸い物、焼き魚、酢の物、イクラ、鱈の子、
はんぺん、里芋、タラバカニ、お刺身、茶碗蒸し、が置いてあった。
D君 「うまそう。さすが北海道。一人暮らしだと、こんな御馳走めったにないよ。
    リカちゃん北海道を選んでくれてありがとう。」
リカ 「いいから、冷めないうちに食べよう。」二人は各自無言で祈った。
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D君 「美味しいと食べることに夢中で話そうと思わないね。」。。。。。。。
リカ 「そうそう、黙っていた方が味がよくわかる。」
                                    つづく