暖かく無関心なホットする人(P君)1014話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり、駐車場に歩いて行く途中リカちゃんに電話
を掛けた。「ブルルル、ディーン。」「リカちゃん、暑いね。」「うん、今日の仕事は
辛かった。」「だよね。今朝のニュースで、今日、梅雨が明けたそうだね。」「今年の
夏も暑いかな?」「暑いそうだよ。」「また、今年も大変な季節がやって来た。」
「リカちゃんは暑いの苦手だよね。」「そう私はインドア派。」「じゃあ、冷房が効いた
デパートに居た方が好きだよね。」「もちろん。」「今度の土曜日の事なんだけど、
またイオンでいいかな?手動のコーヒー豆を砕く機械を買いたいので。もちろんその後
ケーキ屋デートしよう。」「わかったドラマ「リバース」で主人公の深瀬の影響でしょ。
」「そうなんだ。もともとコーヒーが好きだったし、深瀬の住んでいたアパートの部屋
も自分の部屋に似ていたから、自分も深瀬みたいにコーヒーを豆から作りたくてね。」
「わかるその気持ち。」「じゃあ、いつもみたいに午後2時セブンイレブン待ち合わせでね。」
                                    つづく