暖かく無関心なホッとする人(P君)3871話

15:40 D君(この間はトランスミッションについて考えたので、今日は車のサスペンション
について考えてみた。サスペンションは車の下回りにあって、これも車に潜り込まないと見えない縁の下の力持ち影の役者だ。でも車の乗り心地はこれに掛かっている。高級車には
サスペンションに大金がかけられる。だから高級車の乗り心地は素晴らしい。つい眠くなってしまう。でもトラックなどのサスペンション(後輪側)は乗り心地などどうでもいいので
板バネになっていることが多い。(板バネは重い荷重がかかっても平気なのでトラックに
適している。)サスペンションは普通スプリングとショックアブソーバー(機械的な刺激を
吸収する装置)からできている。車がデコボコ道を走ると、それを和らげるためスプリング
(ばね)が働く。が、そのままだといつまでもバネは上下に動き続ける。もしそのままだったら、そのクルマに乗っている人は酔ってしまうだろう。そうならないよう素早くその上下の揺れを吸収し鎮める機械がショックアブソーバー。これは対人関係にも大事なことを教えていると思う。というのは、まず人と接するとき、自分と全く同じ意見なんてことはめったにない。それで心は動揺し(そうは言っても~。と言いたくなる。が)車のスプリングの
ようになるけど、まず相手の言い分をよく聞く。(スプリングが相手の話を吸収するよう、
そのせいで心が揺れ動き続け、嫌な思いをするけどしばらくの我慢)相手の話を聞いたら、今度はその心の動揺を吸収し鎮めるショックアブソーバーの出番。ショックアブソーバー
を人間の心理で言ったら何なんだろうか?と考えた。それはショックの吸収と冷静な平常心
に戻すこと。それは「マルチタスク的」な人でないと出来ないと思う。「シングルタスク」
な人は言ってみれば車にスプリングしかない人のよう。心が動揺したら、その揺れをいつまでも引きずる。でもショックアブソーバーがある「マルチタスク的」な人は、その心の揺れを感じたら、すぐ画面をかえて(気分転換)いくからストレスを引きずらない。


                                    つづく