暖かく無関心なホッとする人(P君)2533話

 午後9時30分、リーナは実家から帰ってすぐ、お風呂に入り、上がって寝室にいたが
サッシーとイノッチの事が気になって眠れなかった。D君もイノッチから電話がくるかも
知れないと思って、お風呂に入らないで食卓の椅子に座ってコーヒーを飲んでいた。☕
そこにイノッチからいいニュースから入ったので、リーナに一部始終を知らせた。リーナ
は大喜びだった。
リーナ 「よかった。もし上手くいかなかったら、明日先輩に合わせる顔がなかった。」
D君 「イノッチは目立たないタイプだけど、やるときはやるね。」
D君はホッとした表情で脱衣室に向かった。
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2532話

 午後9時、イノッチの車はJR荻窪駅前のコンビニに着いた。サッシーは車から降りた。
サッシー 「じゃあ今度の土曜日楽しみにしてるね。」、、、、彼女はコンビニに入って行った。     車の中でイノッチはスマホを取り出し、メール確認をするとD君から
入っていた。


    「どうだった。」                  D
あれからどうだった。お節介かもしれないけど気になっちゃってね。メールでも電話でも
OK。でないと今晩眠れないよ。」


イノッチはD君からのメールを読んで、アパートに帰ってからメールを書くのは面倒だし
、すぐお風呂に入って寝たいから、今のうちに電話しようと思った。


D君📱 「、、、、、、、、はい松本です。」
イノッチ📱 「Dさん、イノッチです。」
D君 「あっ、イノッチ。メール見てくれた?」
イノッチ 「ええ見ました。さっきデートが終わったばかりです。」
D君 「で、どうだった?」
イノッチ 「デート初めて体験しましたが、「案ずるより産むが安し」ってこのことなん  
      ですね。」
D君 「だろ。デートなんて行き当たりばったりでいいんだよ。無心で相手に合わせれば
   だいたい成功するよ。」
イノッチ 「そうなんですよ。今までデートを成功させるため、ああすればいいとかこう
      したらいいとか悩んで、なかなか一歩踏み出せなかった。」
D君 「それでサッシーとのデートはどうだったの?」
イノッチ 「それが、大成功でした。なんかわからないですけど僕のことを気に入ってく 
      れたみたいで、結婚相手として見てくれるとか。」
D君 「えー!凄い。初めてのデートで。」
イノッチ 「今度の土曜日もデートする約束をしました。」
D君 「ということはイノッチもサッシーのこと気に入ったみたいだね。」
イノッチ 「そうなんですよ。今までは美人でないと恋愛対象にならないと思っていたん
    ですが、どうしてもいやなタイプでなければ性格美人って大事だと思います。」
D君 「そうなんだよ。リーナも檜山もアリスちゃんもサッシーが会社で慰めてくれる
    から、なんとかやっていける。っていっていたよ。彼女は癒し系だね。」
イノッチ 「そうですね。なんか彼女といると元気になります。」
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2531話

 午後8時30分、
イノッチ 「そろそろ帰ろうか。」
サッシー 「うん。」二人は席を立ち、、、、、、、、レジで会計を済ませ店を出た。
、、、、、、、、🅿に止めてあるイノッチ黒いフィットに乗り込んだ。エンジンをかけ
、サッシーの住む荻窪に車は向かった。
イノッチ 「じゃあ、今度の土曜日またJR荻窪駅前のコンビニ、9時待ち合わせ。」
サッシー 「OK、無計画デートね。」
                                    つづく