暖かく無関心なホッとする人(P君)2532話

 午後9時、イノッチの車はJR荻窪駅前のコンビニに着いた。サッシーは車から降りた。
サッシー 「じゃあ今度の土曜日楽しみにしてるね。」、、、、彼女はコンビニに入って行った。     車の中でイノッチはスマホを取り出し、メール確認をするとD君から
入っていた。


    「どうだった。」                  D
あれからどうだった。お節介かもしれないけど気になっちゃってね。メールでも電話でも
OK。でないと今晩眠れないよ。」


イノッチはD君からのメールを読んで、アパートに帰ってからメールを書くのは面倒だし
、すぐお風呂に入って寝たいから、今のうちに電話しようと思った。


D君📱 「、、、、、、、、はい松本です。」
イノッチ📱 「Dさん、イノッチです。」
D君 「あっ、イノッチ。メール見てくれた?」
イノッチ 「ええ見ました。さっきデートが終わったばかりです。」
D君 「で、どうだった?」
イノッチ 「デート初めて体験しましたが、「案ずるより産むが安し」ってこのことなん  
      ですね。」
D君 「だろ。デートなんて行き当たりばったりでいいんだよ。無心で相手に合わせれば
   だいたい成功するよ。」
イノッチ 「そうなんですよ。今までデートを成功させるため、ああすればいいとかこう
      したらいいとか悩んで、なかなか一歩踏み出せなかった。」
D君 「それでサッシーとのデートはどうだったの?」
イノッチ 「それが、大成功でした。なんかわからないですけど僕のことを気に入ってく 
      れたみたいで、結婚相手として見てくれるとか。」
D君 「えー!凄い。初めてのデートで。」
イノッチ 「今度の土曜日もデートする約束をしました。」
D君 「ということはイノッチもサッシーのこと気に入ったみたいだね。」
イノッチ 「そうなんですよ。今までは美人でないと恋愛対象にならないと思っていたん
    ですが、どうしてもいやなタイプでなければ性格美人って大事だと思います。」
D君 「そうなんだよ。リーナも檜山もアリスちゃんもサッシーが会社で慰めてくれる
    から、なんとかやっていける。っていっていたよ。彼女は癒し系だね。」
イノッチ 「そうですね。なんか彼女といると元気になります。」
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2531話

 午後8時30分、
イノッチ 「そろそろ帰ろうか。」
サッシー 「うん。」二人は席を立ち、、、、、、、、レジで会計を済ませ店を出た。
、、、、、、、、🅿に止めてあるイノッチ黒いフィットに乗り込んだ。エンジンをかけ
、サッシーの住む荻窪に車は向かった。
イノッチ 「じゃあ、今度の土曜日またJR荻窪駅前のコンビニ、9時待ち合わせ。」
サッシー 「OK、無計画デートね。」
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2530話

 午後8時、イノッチはサッシーにOKと言われて、心臓がドキドキした。
サッシー 「イノッチは私のストライクゾーンだよ。つまり結婚を考える人に入る。」
イノッチ 「ということは結婚を前提としたお付き合いをしてくれるってこと?」
サッシー 「当たり前。でなければ付き合わないよ。」
イノッチ 「僕なんかでいいんですか?」
サッシー 「いいに決まってるでしょ。その弱気なところが今まで彼女が出来なかった
      原因。もっと強気で俺言葉で行けば、彼女なんてすぐ出来たはず。V6の
      イノッチは女優の瀬戸朝香と結婚したでしょ。彼女は美人だけどイノッチは
      キムタクみたいな二枚目じゃない。イノッチが彼女を落としたのは多分彼の
      熱意と執念だったと思う。ああ見えて熱い男だと思うよ。だからイノッチ
      みたいな熱い男になってね。」
イノッチ 「まかせて。」
                                    つづく