暖かく無関心なホッとする人(P君)3818話

8:15 D君は教会に出かけるまで少し時間があるので、続きを書くことにした。
(今の時代はまるでアリとキリギリスの話しみたいだ。最終的に勝利者になったのは
アリだった。アリにはキリギリスみたいな派手さはない。地味だ、どこにいるかすら
探さないと見つからない。でも彼らは勤勉だ。地上に出るときは食料が見つかった時に
、地下から最短距離を危険を冒して取りに行く。それを得たらまた真っすぐ地下の食料
倉庫に帰っていく。無駄な動きが一切ない。彼らは時間の使い方の達人でもある。
 そのころキリギリスはというと、食料を集めることをせず、のんびり自分の好きな
音楽の演奏に没頭していた、--------やがて晩秋になり、寒さが身に染みるように
なってきた。それでやっとキリギリスは、お腹が空いてきて周囲に食糧になるものが
落ちていないか探したがーーーー何もなかった。--------やがてキリギリスは
寒さと空腹で死んだ。
 そのころアリは地下の暖かい住居で、夏の間せっせと集めた食糧を倉庫から持ってきて
「これだけ食糧があれば来春までは持つだろう。」と思っていた。
 クリスチャンもこれと同じだと思う。
                                    つづく