1月2日（月）、D君は朝食の用意を、まだ6時半から準備した。たいした物を食べていないので、用意はすぐできた。まだ6時50分だ。一様、今日のニュースを知らないといけないと思い、TVで7時のNHKニュースを見ながら、朝食を食べた。食べ終わると急いで
ソファーに行き、聖書を開いた。
　今日は出エジプト記を読もうと彼は思った。40章もあるが、昨日の創世記は50章もあったのに6時間で読めた。今日は5時間ぐらいで読めるだろう。でも意味も理解しないで、ただ早く読んでも、それこそ意味が無い。今日はペースを落として、寝るまでに
出エジプト記を全部読もう。と彼は思った。
　出エジプト記は創世記の続きだった。創世記の最後は感動的なフィナーレだった。
あのヨセフと言う若者は、凄いと彼は思った。兄弟にも裏切られたが復讐しなかった。
彼は創世記に出てくる人で、一人息子を殺そうとしたアブラハムと、このヨセフが特に
印象に残っている。創世記は非常にスリリングな話だと思った。それで、この続きの話
の出エジプト記にどんな事が起きるか楽しみだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく