暖かく無関心なホットする人(P君) 20話

 D君は思った。信じるということは、他人を信頼ことだと。なんでも人に任せると良い
方向に向かうことだと、。今までの自分は、他人を信頼できなく、自分の殻に閉じこもっていた。でも、アブラハムと言う人は神様を信頼し続けた。現実は高齢になっても、子供
がいないという不幸を、今はそうでも必ず与えられると楽観的な人だった。ヨセフも、そんな楽観的な人だった。創世記を読んで、自分もV字ダッシュで底辺から脱出したように
思う。このアブラハムとかヨセフは、どん底から脱出した。このまま教会に行ってれば、
もっと右肩上がりに良い事が、どんどん起こるような気がする。時間がもったいないと
思った彼は、出エジプト記を早く読もうと思い、ページを開いた。
 出エジプト記はモーセの物語だった。最初からエキサイティングだった。彼の気持ちは
よく分かる、せっかく神様から十戒を貰ったのに、イスラエルの民が偶像礼拝の罪を犯しているのを見て頭にき、ブチ切れ、十戒石板を投げ捨ててしまった。読んでいると、次の展開が気になり、ご飯も食べないで読んでいて気が付いたら、午後2時ごろだった。
 お昼を食べた方がいいと思った彼は、簡単に食べれるインスタントソースやきそばに
熱湯を注ぎ、早く3分たたないかと思っていた。3分たつと、急いで食べた。


                                  つづく