暖かく無関心なホットする人(P君) 3話   

 すっかりP君のファンになった。時間は午後6時。どうやらP君は、ずっと隣にいてくれるみたいだ。チャペルには50人ぐらいの人が集まっている。司会者らしき人が、これからクリスマスパーティーをはじめます。と言って一言お祈りしてから、クリスマスソング
のBGMが流れ出した。テーブルの上にはクリスマスケーキや鶏肉の料理や御馳走が並んでいる、P君は一通りの料理をよそってくれた。また飲み物にも気を使ってくれた。D君
にはレストランでも無いようなサービスを受け、感動した。しかも無料で。いったい教会
のクリスチャンと言う人達はどんな人達なんだろう。
 夕飯も、ひと段落した7時ごろ、最初に合った男性の一人が講壇に立った。やはりあの方が牧師なのだ。目の前には聖書と新聖歌が置かれている。司会者が「ルカの福音書2章
OO節を開いてください。」と言うとP君は、すかさず聖書のルカの福音書2章OO節を開いて渡してくれた。
 牧師のメッセージは、よくわからなかったが、その雰囲気は清らかで心が洗われるようだった。また来週の日曜日の午前、この教会で礼拝があるそうだ。また、この教会に来たいと思った。
                                                                               つづく