暖かく無関心なホッとする人(P君)5814話

 D君はそれから青年会のある会議室に行った。懐かしい顔ぶれを見て、うれしくなったが
てっぱんとアリスちゃんはアリスちゃんが臨月なので欠席した。みな成人しているので、顔は3年前とあまり変わらなかった。D君が壁際でBNさんと話をしていると、そこにリーダー来て「D君、津田牧師も青年会に出席したいそうだけど、いいよね?」と聞いてきたので、
「もちろんOKです。」といった。
 KKとキムタクとただのげんが会議室の机を並べ替え、しばらくしてから女性陣が作った
「豚汁」が運ばれて来た。そこに津田牧師が入ってくると、まずリーダーとD君とBMさんが
話している輪の中に入ってきた。
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)5813話

 礼拝が終わり会議室に行く途中、突然D君の頭にある一つの考えが浮かんだ。それは
(そうか! 僕が津田牧師に話しかける時に「先生」と言わないで代わりに「SR」と呼べばいいんだ。個人が津田牧師のことをどう呼ぼうが、それはその人の自由だ。別にすべての人が牧師のことを「先生」と呼ばなければならないなんてことはどこにもない。むしろ軽く
何も考えないで「先生」と牧師のことを呼ぶ人は、マタイによる福音書23章を全くよんでいないことになる。また日曜日の礼拝では決してマタイによる福音書23章からの説教はしない
。ということなので軽く「先生」を口にする人は聖書をあまり知らない人になる。そんな人に対して、「先生」と呼ぶのは良くない。これからは「SR」と呼ぼう。などと言っても「
何で先生と呼ぶのがまずいのか?別に何もおかしくないじゃないか。」ということになるだろう。
 そうでなくて僕が津田牧師と1対1で話している時、僕が「SL」とよく口にするのを、
第三者が不思議がり、そのうち「SRって、どういう意味ですか?」と聞いてくるだろう。
その人ならこのマタイによる福音書23章問題をわかってくれるだろう。


                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)5812話

20;45 D君は続きを思い出していた。(そのあといつもの礼拝が始まった。もうじき
クリスマスというもあってか、ルカによる福音書1章のメッセージだった。


12/3  11;30にリーダーが大きい声で「青年会のみなさん、今日から以前のように礼拝後
   会議室で青年会を行います。都合の良い方は出席してください。」と言った。


                                    つづく