暖かく無関心なホットする人(P君) 573話

 午後5時30分、D君は会社からアパートに真っ直ぐ帰ってきた。部屋に入ると冷蔵庫から、豚挽肉、キャベツを出した。キャベツを数枚ちぎって洗ってから、豚挽肉を葉っぱ
に乗せ、くるくる巻いて楊枝で止めた。鍋でお湯を沸かし、その中に入れた。同時進行
でご飯も炊いた。クノールカップスープも作った。
 午後6時、夕飯を食べた。食べながら「このまま順調に行けばリカちゃんと結婚できるだろう。もうだいぶゴールに近づいて来た。未来が見えるとはこう言う事だろう。未来が見える人は賢い道を選択出来るんだ。そう言えば以前リーダーが「D君、君は目の前の
二つの道の行先が見え、その先に何が待っているか分かったので正しい道を選んだんだ。
」と言っていたのを思い出していた。
                                   つづく