暖かく無関心なホットする人(P君) 36話

 1月9日(月)、D君は夕飯の肉入り野菜炒めにソースをかけ、暖かい炊き立てご飯と
一緒に食べていた。味噌汁もあればいいとは思うけど、なにせ時短が大事と彼は飲み物
は緑茶で我慢していた。まるでマラソン選手みたいだと彼は思った。完走(全部読む)とタイム(時短)。受験生にも似ている。と思った。とにかく我慢だ。でも桜井さんと里香
さんとガッキーが応援してくれる。このマラソンは意味あるマラソンだ。また次の日曜日
に彼らに会えると思うと、読む気が沸いてくる。
 食べ終わった彼はキットカットを食べながら、士師記を読み始めた。士師記は複数の
預言者の書だった。中でもサムソンが凄かった。韓国のサムソン電気というのは、聖書のサムソンからつけた名前だと分かった。今までの書と違い、この書は次々に違う預言者
が出て来て飽きなかった。気が付いたら10時頃、読み切っていた。彼はシャワーを浴び
寝た。
                                  つづく