暖かく無関心なホットする人(P君) 35話

 1月9日(月)D君は寒くて起きてしまった。薄暗い中、時計を見ると、まだ5時頃だった。彼の会社は9時に始まるので、7時に起きて支度をすれば十分間に合う。もうすこし
寝ようと彼は思った。起きてから支度をして、寄り道しないで早く帰りたいと思った。
 会社から直行でアパートに帰ると6時頃だった。彼は冷蔵庫から昨日買った野菜の残りのジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、豚肉を取り出し、今日は肉入り野菜炒めを造ろうと
思った。料理しながら彼は思った。「ヨシュア記まで読んだから今日は士師記だ。士師記
は21章と短い。寝るまでに読めるだろう。」と彼は思った。彼は出来るだけ一気に読みたかった。一日何章と決めてしまうと、ストーリーが途切れ途切れになってしまい、興味
が薄れてしまうと思った。でもこの方法はどんなクリスチャンでも、できる事ではない
と思うが、あまりに最初からスローペースだと、マラソンと同じで途中で棄権してしまう
怖れがある。」それで彼はハイペースで読みたいと思った。 


                                 つづく