暖かく無関心なホットする人(P君) 604話

 午後8時50分、D君は思った。このマンガ面白いけど、そろそろ店を出た方がいいな。
今なら立ち読みしてもいいけど、これ以上ここにいて買わないで帰るのもまずい。と
いうわけで彼は店を出て、インプレッサに乗り込みエンジンを掛け、アパートに向かった
。午後9時5分、彼はアパートに着いた。部屋に入ると「帰りTUTAYAに寄ったから血圧
が下がったと思う。これは一種のクールダウンだろう。今日は日曜日、聖書を読まない
日だ。コーヒーでも飲みながら今日の事を思い出してみよう。彼はコーヒーを飲みながら
、何と言っても今日のサプライズは、リカちゃんの父親が毎週日曜日の夕食を食べて言ってほしいと言ったことだ。僕としては嬉しい限りだ。これもリカちゃんと結婚が決まったからだ。そうでなければ、あり得ない話だ。聖書を読んでいて思う事は、神様は人間の
考えつかない事を、あっさり成し遂げることだ。まさか結婚前から、こんなに歓迎されるとは。」
                                  つづく