暖かく無関心なホッとする人(P君)1556話

 午後1時10分、
D君 「カトリーナ、起きなよ。時間だよ。」
リカ 「今何時、ディーン。」
D君 「午後1時10分だよ。」
リカ 「じゃあ、起きなきゃ。」二人は店を出て駐車場のレンタカーに向かった。////////
 午後1時15分、
二人はレンタカーに乗り込み、本線に向かって走り出した。
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D君 「あー、良く寝た。これでまた走れる。」
リカ 「これで半分走ったね。午後もまた面白い話をして。」
D君 「わかった。午前の話しの続きになるけど、歳相応って大事なことだと思うんだ。
   若い時には若い時にしかできないことを優先するのが大切だと思うんだ。」
リカ 「たとえば。」
D君 「たとえば結婚とか。大体の女性は30歳近くなってから結婚のことを真剣に考える  
    かもしれないけど、それじゃ遅いと思うんだよね。男性の優良物件から先に
売れていくと思うよ。30歳過ぎてから「いい未婚男性はいない。いいと思うとほとんど結婚している。」っていうけど、それは当たり前。早い者勝ちなんだ。結婚している男性が良く見えるのは、女性との距離の取り方が絶妙だからと思うよ。奥さんで毎日慣れているからね。カトリーナは会社のオフィスでよくわかっているよね。でもその結婚している人だって、独身の時からそんな人だったんじゃないと思うよ。奥さんに訓練されて、そう
なったんだと思うよ。はじめから理想的な未婚男性を探そうなんて、存在しないものを
探しているようであるわけない。ダイヤモンドだって始めはただの石にしか見えないけど
削られ磨かれダイヤモンドになっていくんだよ。山に出かけてピカピカのダイヤモンドを
探そうとしてもあるわけがない。あるのはただの石ころの原石。男性だってそれに似ていると思うよ。いいと思う既婚男性は、奥さんがいるから段々、原石からダイヤモンドに変わるんだ。独身男性は原石、それをダイヤモンドに変えるのが女性の仕事じゃない。」
リカ 「なるほどね。」
D君 「最初の話に戻ると、若い時に結婚に積極的にならないで結婚以外の事に積極的
   になって、結婚のことを後回しにすると後悔することになると思うよ。男性だって
どんなに好きだって、将来結婚できるかどうかわからないような人をずっと待っていない
と思うよ。もし待っていて、その女性が他の人と結婚したら、その人はただ歳を取るだけで、ただのバカだよ。」
リカ 「確かに。」
D君 「僕は3年ルールって決めてるんだ。捨てるのをためらっている物でも3年使わなければ、この先もずっと使わないものだから捨てるようにしているんだ。片思いしている人にもこのルールをあてはめている。いろんなアプローチをして3年しても、なんの進展も無ければ、脈なしと思ってあきらめるようにしている。」
                                    つづく