午後7時、聖書を読む時間だが、出エジプト記は全部読んでしまったD君は、とにかくまとめようと思った。それは創世記の続編として書かれた出エジプト記はある時から、
そのタッチが厳しいものになってしまったからだ。その時はイスラエル人がエジプトに
住むようになって、約束の地(カナンの地）に彼らは帰りたいと熱望し、主なる神様に
祈るようになった。その祈りを聞いた主なる神様は、彼らをエジプトの奴隷生活から
解放した。それで彼らはエジプトの地を後にした。その後のことだった。主なる神様は
シナイ山（神の山）に何度もモーセやアロンを呼び出した。アロンは下山しても決して
イスラエル人が偶像礼拝しないように注意されたのに、その「おきて」を無視し、最後にはモーセは下山して偶像礼拝を目にして、頭にきた彼は、主なる神様から頂いた大切な、神様直筆の十戒石板を投げつけ砕いてしまった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく