暖かく無関心なホッとする人(P君)2367話

 10時15分、
D君 「そろそろ会堂に行こう。この続きは礼拝後の青年会で」----6人は会堂に
入り、いつもの席に着いた。途中リーダーとガッキーに目で会釈した。
 10時30分、礼拝が始まった。
礼拝の時いつもD君は思うことがある。正面の壁に木で出来た大きい十字架があるけど
、そこにイエス様が掛かっていて血を流して苦しんでいるのを想像して、初めてこの
十字架は完成するんだ。と思っていた。そこで私の罪は死んだ。私が本当なら死ななければいけなかった。死ななければ罪の償いはできない。これがすぐには死なない電気椅子
に縛り付けられた人を想像すると、ものすごく惨い殺し方だと思う。一気に殺す絞首刑
と違って電気椅子の死刑は残酷だ。その何十倍も惨い殺され方が十字架刑だ。」


                                    つづく