暖かく無関心なホッとする人(P君)3306話

silent

 (続いてこう書いてあった。)
彼はこの世界の中の諸問題について悩んでいるんじゃなく、彼個人の悩みごとなんだ。
大学卒業後、初めはIT企業に就職したが上司のパワハラにあってメンタルをやられ退職、大学生の時から付き合っている彼女にも振られ、一時は自暴自棄になってたみたいだけど、2年間実家に帰って休養して復活。今度は小説家としてデビューしたら、この本が
大ヒット。まさに現代の若者の代表みたいな人なんだけど。最近また「自分はこのまま
独身のままで生涯をすごしていいんだろうか?考えているみたいなんだ。大学時代から
8年間も付き合った、将来結婚の約束をしていた彼女に振られ、女性を信じることが
出来なくなり。俺は一生独身でいいって言ってるんだ。気楽な一人暮らしで好きな時に
起きて、好きなものを食べ、好きな仕事をして、好きな時間に寝る。ただその繰り返し
。こんなんでいいのか悩んでいるんだ。ストレス社会に生きている会社人から見れば
贅沢な悩みなんだけど、このまま歳を取ると確実に孤独死する。今、政府は満50歳以上
の独身者は生涯独身とカウントしてるみたいだ。50歳になってから「やっぱり結婚しとけばよかった。」って思っても遅すぎる。今は気楽でいいかもしれないけど、これは錆を
放置したままに似ている。って言うんだ。錆が小さいうちは手の打ちようがあるけど、
大きくなれば手の打ちようがない。車を考えればよくわかるよね。錆が進んだ車は廃車
するしかない。今4人に1人の男性が未婚のまま50歳を迎えるんだけど、結婚出来た3人に1人は離婚している。ということは1/2の人は独身で、今は生涯独身でも珍しくもなんとも
ない。結婚プレッシャーが少なくなったのはいいのか?悪いのか?よくわからない?
その結果、この日本では少子高齢化が進んでいる。だから将来貰えるはずの年金支給額
が減り、その時期もだんだん遅くなる。個人の問題は日本全体の問題になる。といって
いる。ぜひ彼にD君も会ってみてほしいんだ。じゃあまた。


                                     BN


D君は彼に会いたいと思った。
                                  つづく