暖かく無関心なホッとする人(P君)1041話

 午後12時45分、教会会議室で青年会の皆が昼食中。
リーダー 「みんなは野球を知っているかい?もちろん知っている人が多いと思うけど、
      女性陣はどうかな?」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リカ  「私はルールがよく分からない。あとポジションも。」。。。。。。。。。。。
リーダー 「野球をしたことが、あまりない女性陣が分からないのは当然だよ。。。。。
      野球って結構この社会に似ていて面白いよ。」。。。。。。。。。。。。。
ガッキー 「例えば、どんなところ?」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リーダー 「野球はポジションが決まってるね。自分の守備範囲に来たボールは自分で
     処理しないとエラーになり、他の人の負担になる。でも、そうしないと試合が
     前に進まない。だからサポートする。」。。。。。。。。。。。。。。。。。
ガッキー 「会社の仕事そっくり。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リーダー 「そうだね。それと自分のポジション、守備範囲に集中していればいいんだ
      。サードの人がセカンド方面に飛んだボールを心配することは必要ない。
     目に見えない境界線があるんだ。例えば自分がサードの人だとする。隣の
     ショートの人との守備範囲には入ってはいけない。当然だよね。でも社会の
     中には、他人が入ってはいけない本人だけの守備範囲に入り込んで、他人を
     混乱させる人がいる。その人は何でも他人の情報を知らなければいけないと
     言う、とんでもない勘違いをしているよ。
     そうでなく、他人の事はあまり知らない方いいんだ。
     それを親しくなってくると根掘り葉掘り聞いて来る人が居るけど
     、その人は人との距離感がよく分かっていない。どんなに親しくても守らない  
     といけない人との距離ってあると思うんだ。」。。。。。。。。。。。。。
D君  「よくわかります。誰だって、他人に知られたくない事ってあると思います。
     自分に当てはめれば分かると思うけど、他人が自分のプライベートの話を
     したら、「やめてくれ、そんな話。」って思うけど、子供じゃないから言えな   
     い。でも内心、何てことを言うんだ。この人は。って思うよ。」。。。。。。