暖かく無関心なホッとする人(P君)2531話

 午後8時30分、
イノッチ 「そろそろ帰ろうか。」
サッシー 「うん。」二人は席を立ち、、、、、、、、レジで会計を済ませ店を出た。
、、、、、、、、🅿に止めてあるイノッチ黒いフィットに乗り込んだ。エンジンをかけ
、サッシーの住む荻窪に車は向かった。
イノッチ 「じゃあ、今度の土曜日またJR荻窪駅前のコンビニ、9時待ち合わせ。」
サッシー 「OK、無計画デートね。」
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2530話

 午後8時、イノッチはサッシーにOKと言われて、心臓がドキドキした。
サッシー 「イノッチは私のストライクゾーンだよ。つまり結婚を考える人に入る。」
イノッチ 「ということは結婚を前提としたお付き合いをしてくれるってこと?」
サッシー 「当たり前。でなければ付き合わないよ。」
イノッチ 「僕なんかでいいんですか?」
サッシー 「いいに決まってるでしょ。その弱気なところが今まで彼女が出来なかった
      原因。もっと強気で俺言葉で行けば、彼女なんてすぐ出来たはず。V6の
      イノッチは女優の瀬戸朝香と結婚したでしょ。彼女は美人だけどイノッチは
      キムタクみたいな二枚目じゃない。イノッチが彼女を落としたのは多分彼の
      熱意と執念だったと思う。ああ見えて熱い男だと思うよ。だからイノッチ
      みたいな熱い男になってね。」
イノッチ 「まかせて。」
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2529話

 午後7時、
イノッチ 「もう7時だけど、何時までここにいられるかな?」
サッシー 「私の住んでいるアパートはここから車で30分ぐらいだから、9時頃までなら
      大丈夫だと思う。」
イノッチ 「わかった。じゃあ9時ごろ店を出よう。それまで何か追加しないと。」
サッシー 「じゃあ、アルコール類抜きだから、そうだね。イノッチは何がいい?」
イノッチ「僕はアルコールは飲まないんだけど焼き鳥が好きでね。」
サッシー 「じゃあ、焼き鳥とお茶でいいかな?」
イノッチ 「わるいね。すみません!」
店員 「追加ですか?」
イノッチ 「ええ、焼き鳥のネギま2本と塩2本とレバー2本お願いします。」
サッシー 「こうすればもうしばらくここにいられるよね。」
イノッチ 「うん。サッシーはミスチルが好きなの?」
サッシー 「まあね。中学生からファンだけど、気がつくとずっと好き。イノッチは?」
イノッチ 「自分は小学生のころ「若者のすべて」というTVドラマの主題歌でミスチル
      のTomorrow never knows を知ってそれからですかね。」             そのとき焼き鳥が運ばれて来た。--------
サッシー 「イノッチはどんなタイプの女性が好きなの?」
イノッチ 「最初そのドラマに出ていた鈴木杏樹が好きだったんですけど、それから
      ドラマGood luckで柴咲コウが好きになって、それから北川景子になって
      それから乃木坂46の白石麻衣のファンになって、それから。」
サッシー「ちょっと待って要するにその時流行っている人のファンになってしまうんだ。
イノッチ 「そういわれてみればそうだね。」
サッシー 「そんなにころころ変わるんじゃ、一人に絞って付き合うことは無理。そんな
     きれいな女優さんにばかり憧れていたら、いつまでたっても結婚できないよ。
     イノッチに確実に彼女を作る秘訣を教えてあげる。」
イノッチ 「そんな方法あるんですか?」
サッシー 「それがあるんだ。それは自分のことを好きになってくれる人を彼女にするっ  
      てこと。」
イノッチ 「確かに。それができれば誰も苦労しないね。」
サッシー 「それが早く出来る人は20代前半で結婚できるんじゃない。」
イノッチ 「僕の事ばかり聞くね、サッシーは誰のファンだったの?」
サッシー 「恥ずかしながら最近までキムタクのファンだった。でも会社で私より美人の
      最初、波留に似ている加藤里香が結婚して、三井と川合が婚約して、皆
      私より年下なんだよ。しかも相手の男性はあんまりいけてない人ばかり。」
イノッチ 「そうだね。リーナも檜山もアリスちゃんも美人だよね。」
サッシー「でしょ。だから相手の外見じゃないんだよね、結婚相手は。今頃気が付いた。
      キムタクにこだわっていいのは二十歳までだよ。イノッチはOKだよ。」
イノッチ 「えっ、OKってなんですか?」
                                     つづく