暖かく無関心なホッとする人(P君)2536話

 D君は出エジプト記1章を読みだした。最初に書いてあったのはイスラエルから食料を
求めてエジプトに出かけたヤコブとその子ら、総勢70人だった。エジプトにはヨセフが
すでにいた。そしてイスラエルからエジプトに来たユダヤ人はヨセフもヤコブはじめ、
その兄弟たちも、その時代の人々は全て死んだ。イスラエル人は多産だったので、その国
の中で勢力を増した。時がたち、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに現れた。
彼はイスラエル人が国内に増え、勢力を増したのを見て彼らを労役で苦しめはじめた。
そんな時代の中で、ユダヤ人から生まれた男の子を誕生時に殺すように王は命令を出した
。しかしある女性は神を恐れ、その命令に従わずパピルス製の籠を手に入れ、産んだ男の子をその籠に入れナイル川に流した。その籠を見つけたのがエジプト国王の娘だった。
こうして国王の娘に育てられたのがモーセだった。
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2535話

 暑かった夏も終わり秋風が吹きだした、今日は10月8日(月)体育の日、祝日だ。D君
は思った。「最近やけに3連休が多い。まあ予定のある人にはいいだろうが、ない人には
退屈で仕方ないだろう。」と思いながら目が覚めた。時刻朝6時。どんな日も自然に6時
に目が覚める。多分夜10時半ごろ寝るからだろう。健康には7時間半ぐらい寝るのがいい
そうだから、ピッタリ6時に起きるんだろう。午前10時にキャンプ場集合で、僕はリーナ
の妹のミカちゃんを実家に迎えに行って、その足でキャンプ場に行けばいいから午前8時
にこのアパートを出発すればいいだろう。今日は月曜日聖書を読む日だ。ヨハネの福音書
は読んでしまった。ここまで読んだ感想は、ユダヤ教徒らは2回目の十戒石板の「わたしの他に神があってはならない。」という言葉にこだわり「自分も神だ。」というイエス様
をどうしても受け入れることが出来ず、ついにこの地上からイエス様を抹殺してしまった
、ところが3日後にイエス様は蘇って、救いの御業を成就した。ユダヤ教徒らが2枚目の
十戒石板にこだわってイエス様を殺害がために、救いの御業が成就した。それは罪のない
お方イエス様が人類の罪の身代わりに、罪を背負って十字架の死を自ら進んで選んだ。
それを避けようと思えばいくらでもできた。最後の晩餐の夜、サタンはペテロに乗り移り
、主が十字架刑を避けるよう勧めた。しかし主はサタンの策略を見破り、十字架刑に突き進んだ。イエス様はこのために生まれてきたんだ。とD君は思った。どうしてユダヤ教
が2枚目の十戒石板にこだわったのか前から興味があったD君は、もう一度出エジプト記
を最初から丁寧に読みたかった。それで急いで顔を洗ったり服を着替えて、食卓の椅子
に座りテーブルの隅に置いてある聖書の出エジプト記1章を開いた。時間がもったいないので、昨日のポットのお湯でコーヒーを作り飲み始めた。この書に聖書の謎が書いてある
と興奮して読み始めた。
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2534話

 10時20分、D君はお風呂から上がり、パジャマに着替えて、寝室に行った。、、、、
リーナはもう寝ていた。
D君は独り言を言っていた。「今日は9月9日なんだ。なんて今日の一日は長かったんだ。
まるで一か月間みたいな時間。イノッチのことで心配した一日だった。わかった、どうなるかわからないで時間を過ごすと時間が長く感じるんだ。」
                                    つづく