暖かく無関心なホットする人(P君) 606話

 午後5時15分、D君は会社の仕事が終わり、駐車場に行く途中、リカに電話をかけた。
「ブルルル、ディーン」「リカちゃん、昨日あの後どうだった?」「それは、お父さん
大喜びだった。ママもね。」「それは良かった。僕の事、何か言ってた?」「お父さん
はディーンの事、研究熱心で今どきの若者にしては、熱い心を持っている、って褒めて
いたわ。ママは里香にはもったいないぐらいいい人だって、二人とも、べたほめだった。
」「それはそれは、これからプレッシャーだな。」「そんなことないよ。今度の日曜日
が楽しみだって。」「僕も今度の日曜日が楽しみだよ。それと今度の土曜日のことだけど
家具とかは、だいたい準備できたね。今度は結婚式場を見たり予約したりしたいんだ。」


                                   つづく