暖かく無関心なホットする人(P君) 602話

 午後6時30分、D君はリカの家の夕食にあずかっていた。リカの父親が食事の祈りをした。「OOさん遠慮しないで沢山召し上がって下さい。」
「お父さん、今日はOOさんに教わった辛口カレーですよ。」とリカの母親が言った。
「うーん、さすが。外食が多いだけあるね。これなら店の味に近いよ。」
「お父さんに気に入られてもらえて良かったです。カレーは昔から作っていまして辛口が好きなので、いろいろ試行錯誤して今のところこの作り方がベストです。ガラムマサラ
がいいと聞くので、今度、作るとき入れようと思います。」
「研究熱心だね。私は食べる専門だからOO君みたいな人が傍にいると助かるよ。そうだ
毎週、日曜の夕食はカレーだから、今度から日曜の夕食は家でカレーを作って食べて言ってほしいね。」
「えっ、いいんですか?」
「もちろん、そうしてもらえると嬉しいよ。」
                                   つづく