暖かく無関心なホットする人(P君) 600話

 午後5時35分、GRM+Dは車でセブンイレブンに着いた。ガッキーの家は店の、すぐ横だった。ガッキーだけ車から降り「D太郎、いつもサンキュ。」と言った。
 午後5時39分、残りのリカ、ミカ姉妹とD君はリカの家に着いた。彼女達が家に入り
「ただいま。」と言うと、彼女達の母親が家から出て来て、車に乗ったD君に向かって
言った。「OOさん、いつもありがとうございます。たまには家で夕食を食べて行ってください。」「えっ、いいんですか?」「ええ、どうぞどうぞ主人はいつも女だけの家で、話し相手もいないので、OO君また家に来ればいいのにな。としょっちゅう言っています。」「そうですか。じゃあ、おことばに甘えていいですか?」「ええ、よろこんで。」「ところで今晩のメニューは何ですか?」「今晩はカレーライスです。」「じゃあぜひ
手伝わせて下さい。僕もアパートで一週間に一度は作っています。美味しいカレーの
作り方チャレンジ中です。」そのとき奥の部屋からリカの父親が居間に出て来た。「あっ、いらっしゃいOOさん、居間がにぎやかだと思ったら、来ていたんですね。」「すみません、おじゃましています。おまけに夕食まで呼ばれまして。」
「いや、うれしいよ。ゆっくりしていってね。」
                                   つづく