暖かく無関心なホットする人(P君) 428話

 11時30分、リーダーが「時間だから、今日はここまでにしよう。やればやるほど上達
していくね。僕はそうでもないけど、D君と剛君のツインギターは聴いていてしびれるよ
。いつか渋谷ハーベストみたいになればいいね。」と言った。
 11時40分、D君のインプレッサは予定通り教会を出た。
 午後12時、車はセブンイレブンに着いた。店に入るとリカちゃんは雑誌を見ていた。
D君がリカちゃんの肩をトントン叩くと「あっ、ディーン。」と言った。「待った?」
「ううん、5分前ぐらいかな。」「じゃ、いこ。」
 午後12時10分、車はイオンに着いた。「リカちゃん、何が食べたい?」「ハンバーグ
」「じゃ、RGRDの時よく来た洋食屋に行こう。」「RGRD、なつかしい。」「でも、
つい最近までRGRD+TKだったよ。」
 二人は洋食屋に入った。「リカちゃんとゆっくり食事できるなんて、日曜日の夕食の
とき以来だよ。あの時は、リカちゃんが家に電話したりで大変だったよね。」
「何になさいますか?」「私はハンバーグ、ディーンは?」「恥ずかしいから、ここで
ディーンなんて言わないでくれよ。ハーフと勘違いするよ。」「ディーン藤岡だって
ハーフと言われなければわからないよ。」「あっ、すみません。僕もハンバーグ。」
「なんか、NHK朝の連ドラの「朝が来た」みたいだね。リカちゃんは波瑠に似ているし
、僕はディーンだから。」そのときハンバーグが運ばれて来た。
「ディーンもハンバーグが好きになったの?」「最近よくアパートで牛挽肉7:豚挽肉3
の割合のハンバーグを作るんだけど、お店のとは、どこか違うんだよね?」「それは
多分、ソースだと思う。この店のソースは企業秘密というか、真似するのは至難の業。」
。。。。。。。。。。。「さすが。」。。。。。。。。。。「おいしい。」。。。。。。
 午後1時30分、「ちょっと腹ごなしにウィンドウショッピングしようか。それで2時に
なったら31アイスクリームに行こう。」「うん」
 午後2時、「リカちゃんは何にする?」「私はベリーベリーストロベリー。」
「僕はチップドチョコレート。」~~~~~~~~~~
「なんか私たち食べてばっかりいるね。」「まだスターバックスが残っているよ。」
 午後3時、「最後のスターバックスだよ。」「もうお腹いっぱい。」「大丈夫だよ、ここは。」「いらっしゃいませ。」「ブラックコーヒー、ホットで。それと紅茶。」


                                   つづく