暖かく無関心なホットする人(P君) 418話

 午後6時、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入り冷蔵庫から、
キャベツと豚肉とケチャップとを出した。キャベツの葉っぱの中に豚肉を入れ、クルクル
巻いて楊枝をした。それをお湯で煮たった鍋の中に入れた。同時進行でご飯も炊いた。
 午後6時30分、出来上がったロールキャベツにケチャップをかけ、ご飯も炊けた。
クノールカップスープにお湯を注ぎ、夕飯にした。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのはヨハネによる福音書1章だ。以前リーダー
が「1章の初めに出てくる「ことば」の意味をよく考えないと大変な事になる。これは聖書の下部に書いてある小さい字によると「ことば」はキリストのこと。」と言っていた
。このヨハネの福音書は面白くなりそうだとD君は直観した。
 1節に、「ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」この「ことば」は言葉
の事でなくキリストのことなら、どうしてはじめからキリストと書けばいいのにとD君は
思った。「キリストは神とともにあった。」なら納得できる。2節に、「この方は、初めに神とともにおられた。」やっぱりそうか、「この方」の方がことばよりしっくりくる。
3節に「すべてのものは、この方によって造られた。~」とある、この目で見える物すべて、キリストによって造られたんだ。とD君は思った。そのあと、この方(キリスト)に
ついての説明が書いてあった。そのあとバプテスマのヨハネのことが書いてあった。
イエス様がバプテスマを受ける記事、初期に弟子になったアンデレ、ペテロ、ナタナエル
の記事などだった。
                                   つづく