暖かく無関心なホッとする人(P君)5019話

10:15 D君(「夫婦1組渡航滞在費450万円、土産代630万円。」これが何の金額かわかりますか?これはかつて日本で行われた長野冬季五輪の招致活動のとき、日本がIOC幹部に提示した金額です。その結果、長野冬季五輪が実現しました。----あれから二十数年たっても、IOCの金満体質は少しも変わっていない。今回もIOCナンバー2のコーツ(コイツ)が
五輪開幕まで準備状況の視察という名目で(まだ1か月以上あるのに、いったいどれだけ金を使えば気が済むんだ。)----彼らを欧州貴族のようにしている日本政府にも責任はあると思う。考えてみればIOCはスイスのローザンヌに本部を置く、一つのNPO団体に過ぎない。なのになぜ、政府はIOCをまるで犯しがたい神聖な神の様な組織と思っているのだろうか?
これにはIOCが他に比べられないオリンピックブランド(金銀銅メダルを授与するのは五輪だけ)があると思う。だからスポーツが得意な子どもは「大きくなったらオリンピック選手になりたい。」とよく言う。そのくらいオリンピックというものが、生きる目標になり刷り込まれていることはある意味恐ろしい。だから菅総理のように、国民の約8割もの人が五輪
開幕の中止を求めているのに、東京五輪暴走列車を止めようとしない。----これは人格
の深い部分にまでオリンピックが刻まれているせいだと思う。----今回の東京五輪の
諸問題でIOCという組織は決して神聖なものでなく、逆に人間の醜い部分が現れたものだと
皆がわかり、オリンピック離れが起きればいいと思う。
                                     つづく