暖かく無関心なホッとする人(P君)3696話

 6/6(土)15:10 D君とリーナは一緒に3時のお茶をしていた。☕~


リーナ「最近のTVニュースで「東京アラート」っていう言葉を聞くけど、アラートって
    どういう意味?」


D君 「アラートって「警戒警報」のことだよ。」


リーナ 「ふーん、そうなんだ。だったら「東京にコロナウイルスの警戒警報が出ました
     、みなさんできるだけ自粛して用心してください。でいいじゃない。アラート
     なんていう意味みんな知らないし、そんなこと調べる人なんて少ないと思う。
     そんなこと調べる前に、これでやっと羽を伸ばせると思って町に行っちゃうん
     じゃないかな。」


D君 「ほんとそうだよね。アラートなんて言うより「警戒警報」のほうが緊迫感がでる
    のにね。」
D君はお茶を飲みながら、最近読み終わったヨハネの黙示録の事を考えていた。(前から
黙示録の最後の方が気になっていた。それがやっとわかった。まるで胸のつかえが取れたみたいだ。「黙示録」ってタイトルを誰がつけたか知らないけどピッタリのタイトルだ。
「黙って示す記録」。この書は聖書の他の書と違って、できるだけ分かりにくく書いてある。他の書だったらすぐわかる。ただ解説もなしに黙って示すだけ。疑問を持つ人は追及
しなさい。そうすればその人にだけ分かるだろう。というスタンスだ。学校の先生が丁寧に教えてくれるんじゃなくて、大学院で自分で研究しなければ発見できないのに似ている
。)
        ☕~
                                    つづく