暖かく無関心なホッとする人(P君)2673話

 午後0時15分、
青年会の皆がニコニコしながら食べているのに、一人暗い表情で誰とも会話しないで
黙々と食べている20歳ぐらいの青年がいた。D君はなぜか彼に親しみを感じた。きっと
彼も何かと戦って、やっとの思いでここに来たんだろう。話し相手がいないのでD君は
D君 「皆さん、お食事中失礼しますが私はこの青年会の副会長の松本大輔です。皆は
    D君と言っています。レギュラーメンバーはみんなよく知っていますが、今日
    初めて青年会に出席した方の自己紹介をお願いしたいのですが?」
すると4人の若者がお互いに顔を見合って、お互いどうぞお先にと言い合っているので、
D君のそばに座っている例の青年に
D君 「それじゃあ、わるいけど僕が指名します。君からお願いね。」
                                   つづく