暖かく無関心なホッとする人(P君)2553話

 午後1時30分、
イノッチはD君の言ったことを思い出していた。まさか今日プロポーズの日が来るなんて思ってもいなかった。でもその日は突然やってくる。行き当たりばったりなんだ。でも
こんなに絶好のチャンスはない。多分、もう二度とこれ以上いい機会はないだろう。
イノッチは心を決めた。不思議とそんなに緊張しなかった。それはこれ以上のチャンスは
ないことを知っていたからだ。彼はサッシーと一緒に大きい石の上に座り顔と顔が20cm
ぐらいしか離れていなかった。
イノッチ 「こんなところで話すつもりじゃなかったんだけど、今言わないときっと後悔
     すると思うから言うよ。付き合っていくうちにだんだん好きになっていった。  
     君が好きだ。僕と結婚してください。」
サッシー 「わたしでよかったら結婚してください。」
                                    つづく