暖かく無関心なホッとする人(P君)2535話

 暑かった夏も終わり秋風が吹きだした、今日は10月8日(月)体育の日、祝日だ。D君
は思った。「最近やけに3連休が多い。まあ予定のある人にはいいだろうが、ない人には
退屈で仕方ないだろう。」と思いながら目が覚めた。時刻朝6時。どんな日も自然に6時
に目が覚める。多分夜10時半ごろ寝るからだろう。健康には7時間半ぐらい寝るのがいい
そうだから、ピッタリ6時に起きるんだろう。午前10時にキャンプ場集合で、僕はリーナ
の妹のミカちゃんを実家に迎えに行って、その足でキャンプ場に行けばいいから午前8時
にこのアパートを出発すればいいだろう。今日は月曜日聖書を読む日だ。ヨハネの福音書
は読んでしまった。ここまで読んだ感想は、ユダヤ教徒らは2回目の十戒石板の「わたしの他に神があってはならない。」という言葉にこだわり「自分も神だ。」というイエス様
をどうしても受け入れることが出来ず、ついにこの地上からイエス様を抹殺してしまった
、ところが3日後にイエス様は蘇って、救いの御業を成就した。ユダヤ教徒らが2枚目の
十戒石板にこだわってイエス様を殺害がために、救いの御業が成就した。それは罪のない
お方イエス様が人類の罪の身代わりに、罪を背負って十字架の死を自ら進んで選んだ。
それを避けようと思えばいくらでもできた。最後の晩餐の夜、サタンはペテロに乗り移り
、主が十字架刑を避けるよう勧めた。しかし主はサタンの策略を見破り、十字架刑に突き進んだ。イエス様はこのために生まれてきたんだ。とD君は思った。どうしてユダヤ教
が2枚目の十戒石板にこだわったのか前から興味があったD君は、もう一度出エジプト記
を最初から丁寧に読みたかった。それで急いで顔を洗ったり服を着替えて、食卓の椅子
に座りテーブルの隅に置いてある聖書の出エジプト記1章を開いた。時間がもったいないので、昨日のポットのお湯でコーヒーを作り飲み始めた。この書に聖書の謎が書いてある
と興奮して読み始めた。
                                    つづく