暖かく無関心なホッとする人(P君)2462話

 9月7日(金)朝6時、D君は起きた。暑くもなく寒くもない今がベストシーズンだ。
でも気持ちいいからと言って、二度寝してしまうと一日のリズムが狂ってしまう。
彼はパッと起き上がり、いつものように静かにベッドを離れ、、、、脱衣室に行き、、
、、静かに顔を洗い、着替えた。それから台所に行き、、、、お湯を沸かし~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。。。。沸騰したのでポットのお湯を
入れ替え、それでコーヒーを作った。☕~、それを一口飲んで、食卓に座って、いつも
のようにテーブルの隅に置いてある聖書を手にした。
 朝6時15分、聖書を読む時間だ。今朝読むのはマタイによる福音書18章。イエス様は
弟子たちに大事な話をし終わると部屋を弟子たちと出た。行先はゲッセマネの園だった。
最後の晩餐の席を途中で部屋から退いたユダもその場所を知っていた。晩餐の後は時々
そこに来ることを。それでイエス様を裏切ろうとしていたユダは1隊の兵士(1隊は600人
)と祭司長、パリサイ人達から送られた役人達を引き連れて、ともしびとたいまつと武器
を持って現れた。イエス様は自分の身にこれから何が起きるのか知ったうえで、「だれを
探しているのか?」と言われた。彼らは「ナザレのイエスを。」と答えた。イエス様は
「それは私です。」と言った。それを聞いた彼らは後ずさりして地面に倒れた。その問答
が繰り返され、イエス様は弟子たちに危害が及ばないよう、弟子たちを去らせるよう命じた。だがペテロは勇敢にもその場に残り、大祭司のしもべの右耳を剣で切り落とした。
それを見てイエス様はペテロにやめるよう注意した。それから彼らはイエス様を捕らえて
縛り、まず大祭司カヤパのしゅうとアンナスのところに連れて行った。ペテロともう一人
の弟子はイエス様について行った。もう一人の弟子は大祭司の知り合いでイエス様と一緒に大祭司カヤパの邸宅の中庭に入っていった。しかしペテロは門の外の所に立っていた。
そのあと、最初は門番のはしために「あなたもあの人の弟子ではないでしょうね?」と
質問されると、ペテロは「そんな者ではない。」と否定した。次に炭火をおこして温まっている中でペテロはまた質問された。「あなたもあの人の弟子ではないでしょうね?」
ペテロはまたそのことを否定した。すると、ある人は「私が見なかったとでもいうのですか。あなたは園であの人と一緒にいました。」ペテロはもう一度否定した。するとすぐ鶏
が鳴いた。^^^^この個所を読んでD君は数時間前までペテロは勇敢にどんなことが
あっても主に従うことを告白したが、こんなに弱気になってしまうこと原因は何かと考え
、それはまだ「罪の許し」つまりイエス様の十字架の罪の身代わりの死による救いを体験
していないからペテロには罪があった。だから死の恐怖があったから主の弟子だということがわかれば自分も殺されるかもしれないと思い、主の弟子だということを否定したのだと思う。意思より死の恐怖の方が強い。それに比べ、死の恐怖より人間の罪の身代わりの
死を選ばなければ、というイエス様の強さの違いの大きさがD君は印象に残った。ペテロ
が何度も主の弟子であることを否定している間、イエス様は自ら進んでピラトの前で
十字架刑になるよう誘導した。十字架刑から逃れようと思えばそうすることもできたが、
そうすると人類の罪の代価を身代わりに支払うことができなくなる。
                                    つづく