暖かく無関心なホッとする人(P君)2361話

 8時、リーナを起こす時間だ。D君は食卓の椅子から立ち上がり、寝室に戻りーーーー
ベッドの上で寝ているリーナに出来るだけ近づいて、あぐらをかいて座り、後頭部と背中
に手のひらを差し込み、息を止めて「よいしょ。」と持ち上げた。座った姿勢になり、
上半身がグラグラしている彼女を横から抱きしめ、左耳に囁いた。
D君 「おはようリーナ。朝だよ。」
リーナ 「うーん。むにゃむにゃ。」
D君 「だめか?よしもっと強く抱きしめよう。」さっきの1.5倍強く抱きしめると
リーナ 「痛い。痛いよディーン。イタ気持を通り越してる。」
D君 「ごめんごめん、今度からもう少し優しくするよ。」
                                     つづく