暖かく無関心なホッとする人(P君)2357話

 午後5時10分、彼ら4人は会計を済ませ、スターバックスの前にある洋食屋に入った。
店員 「いらっしゃいませ。」彼らは部屋の一番奥のテーブルに着いた。夕食にはまだ
早かったので、他の客はいなかった。
店員 「メニューはお決まりですか?」
リーナ 「ハンバーグ定食。」
ガッキー 「ナポリタン。」
リーダー 「僕もナポリタン。」
D君 「エビピラフ。」
リーダー 「D君は最近なにか気になる事ってある?」
D君 「それはあります。最近やたら鬱病のニュースを聞くんですが、どういう人がそう   
   なるか一つ分かったことがあります。」
リーダー 「なになに、それは誰だって知りたいことだよ。」
D君 「鬱病っていうのは、脳の一部を酷使しすぎて機能不全になる事だと思います。
    脳の一部をずっと使い続けていれば誰だって、疲れて嫌になります。それは脳が
    出しているSOSサインです。そこで仕事なり何なりSTOPしておけばいいのに、
    残業なりで、そのSOSサインを無視して仕事を続けます。すると脳はこれ以上
    仕事が出来ないのに、今までのように仕事をさせ続けます。すると当然いままで
    のように仕事がこなせないので、自分はダメな人間だ。という負のスパイラル
    に陥ると思いますから、SOSサインは大事だと思います。それともう一つ気に  
    なることがあります。」
リーダー 「気になる事って?」
D君 「それはさっきの話題と関係あります。鬱病っていうのは、言ってみれば倒れた
   状態です。だから倒れなければいいんです。物が一本脚で立っていれば倒れやすい
   ですよね。二本脚でも倒れやすいですが三本脚は簡単には倒れません。脚の数が
   増えるほど安定感があります。だから自分の生きる場所が会社だけの人は一本脚で
   大変危険です。そこでしか自分の存在価値がありませんから、ついSOSサインを
   無視します。でも最低3か所の生きる場所がある人は、そう簡単に倒れません。」
そのとき頼んだ料理が運ばれて来た。
リーダー 「料理が来たから、各自感謝の祈りをして食べよう。」--------------------------------------------------
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リーダー 「D君、続きを聞かせて。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「ええ、だから例えば会社で嫌なことがあっても、別の場所に自分の生きる場所が
    ある人はそこに逃げればいいだけですから、ストレスはあまりありません。でも
    会社しか自分の居場所が無い人は、どうしても自分の我を通そうとします。」
リーナ 「いるいるそういう人。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「でも自分の生きる場所が他にもある人は、自分の意見が通らなくても特に気に   
    しません。でも会社とか1か所にしか自分の居場所が無い人は、自分の意見通り  
    に会社では行かないのでストレスが溜まります。。。。。。。。。僕は感謝して
    います。救われる前の僕は、会社とアパートの往復だけでしたから言ってみれば
    二本の脚でしたから不安定でしたが、救われてからは教会、このRDRG、リーナ
    との家庭、レッドスクエアという檜山、ナーちゃん、プーさん、ゲンPとの会、
    会社、だから5本の脚だよ。これなら安定感抜群だよ。」。。。。。。。。
                                     つづく