暖かく無関心なホッとする人(P君)2322話

 6時15分、聖書を読む時間だ。D君は食卓のテーブルの隅にある分厚い本を手に取った
。今朝読むのはマタイによる福音書13章。イエス様は家から出てガリラヤ湖のほとりに座っていた。そこに大群衆が集まったので主は小舟に移って腰を下ろされた。群衆は湖の
浜辺に立っていた。イエス様は彼らに数々のたとえ話を話された。初めに種まきのたとえ
を話された。ある農夫が種まきに出かけた。ある種は足跡で踏み固められられた硬い地面
に落ちたので土の中に入らず、鳥に食べられてしまった。たとえ話の後で主はこのたとえを解説した。これは御言葉を聞いても悟らないと、悪い者が来て、その人の心に撒かれた
ものを奪っていきます。ある種は表面は土だが、そのすぐ下は硬い岩盤に落ちたので芽を
出したが、根が無いため枯れてしまった。この人の場合は御言葉を聞くと、すぐ喜んで
受け入れるが、その人のうちに根が無いため、しばらくそうするだけで信仰のため困難や
迫害が起こと、すぐ躓いてしまう人。次の種は茨の中に落ちた。が茨が伸びて塞いだ。
この人は御言葉を聞くが、この世の心づかいと富の惑わしが御言葉の障害になり、実を
結ばない人のこと。最後の種は、良く耕されたよい地に落ちた。そのため何十倍もの実を
結んだ。この人は御言葉を聞くと深く悟る人のことで、結果として何十倍もの実を結ぶ。


                                   つづく