暖かく無関心なホッとする人(P君)2291話

 7時、リーナを起こす時間だ。D君は何時ものように寝室に戻ってーーーーベッドで
寝ているリーナに出来るだけ近づいてあぐらをかいて座り、後頭部と背中に両手を差し込み、息を止めて「よいしょ。」と持ち上げた。座った姿勢になって上半身がグラグラしている彼女を横から抱きしめ、左耳に囁いた。
D君 「おはようリーナ、朝だよ。起きられそう?」
リーナ 「うーん、むにゃむにゃ。」
D君 「だめだ、昨日早く寝たのに仕事始めだったから、かなり疲れたんだろう。」
彼は、もっと強く彼女を抱きしめた。
リーナ 「うーん、好きディーン。目が覚めた、ちょっとシャワーに行ってくる。」                        


                                     つづく