暖かく無関心なホッとする人(P君)2249話

 午後3時10分、D君はこの座り方だったら最初の難関を突破し、2組のカップルが出来た
から、次のステージに進んでもいいと思った。これからは徐々に男性陣は好きですオーラ
を出していい。いや出さないと女性陣は不安になってしまう。でも急に好きですオーラを
全開に出してしまうのは相手に「じゃあ、今までのクールな態度は何なの?」と不信感を
与えてしまう。だから徐々に好きですオーラを出すことが大事だと思った。とにかく女性の方が先にある男性を好きになって、その男性を振り向かせ、だんだんその女性を好きに
なってほしいんだ。隆一達はそこまで上手く行っていると思った。結婚というマラソンは
まだ始まったばかりだけど急ぐことはない。焦らないで彼女達に恋をさせ続ければ結婚
というゴールまでいくと思った。それで彼らだけに早くした方がいいと思った彼はリーナ
を残して
D君 「すみませんリーダー。また戻ってきますけど、ちょっとそこのスーパーで卵を
   買ってきます。リーナ、他に何か欲しいものはあるかな?」
リーナ 「じゃあ、明日は完全OFF日だから焼肉弁当2個を買って来て。」
D君 「わかった。ちょっと行ってきます。」
                                     つづく